第981回 今日の学び 〜いい人間性を築きあげていく〜
今日の学びは『「謙虚であること」「穏やかであること」が,人と人とを「和」で結びつけていく』です。
「和」という言葉は,「人と人とが和やかに協力していく様子」を表した言葉です。
この「和」とは,「禾へん(のぎへん)」に「口」と書きます。
この「禾」には,「穀物」の意味があります。
「和」の「禾」は,穀物が豊かに実って,穂が穏やかに頭を垂れている様子を示していると言われています。
人間も,人間性が豊かな人は,人に対して謙虚に頭を垂れることができます。
頭をのけぞらして,威張ったりしません。
「和」の「禾」には,そういう人間性が豊かな人が頭を垂れている謙虚な姿もあわせてイメージさせているのです。
また,「和」に「口」という字があるのは,「人間性が豊かな人は,謙虚で穏やかな話し方をする」という意味があるとも言われています。
つまり,人と人とが和をもって結ばれていくためには,「謙虚な態度で人に接する」ということと,「謙虚で穏やかな話し方をする」ということが大切だということです。
謙虚であることと,穏やかであることを心がけていくことで,人と人とは和の関係を保っていけるのです。