第523回 今日の学び 〜障害者雇用促進法〜
今日の学びは「障害者雇用促進法」についてです。
障害者雇用促進法とは,障害者を一定割合以上雇用することを義務づけた法律です。従業員45.5人以上の民間企業で2021年4月からは障害者雇用率が2.2%から2.3%に変更されました。法定雇用率に達しなかった場合は不足人数1人につき月額5万円の納付金を支払います。
#なんとなくは知っていたけど,詳しくは知りませんでした
ここで今問題点が2つあります。
一つ目が,「障害者が一括りになってしまっているため,身体障害者の取り合いが生じる」です。
知的障害者,発達障害者,精神障害者などが敬遠されがちになっています。障害の程度や種類を加味した法律にしないと障害者内でも平等になりません。
二つ目が,「この法律で雇われている障害者の離職率がすごく高い」です。
会社側は採用した後の働き方には無頓着なので障害者のスキルが正しく発揮されない場合があります。
成果を求められず,自分が役に立てている実感がない,戦力として必要とされていない会社に行って
お給料をもらっても心が削られ辞める人が多いのが現状です。
なので,「障害者を雇わないと罰則がある」とか,「障害者を雇えば補助金を出します」ではなくて,障害が生み出したサービスに付加価値をつける。障害者の仕事に付加価値がつけば生産性が上がり利害が一致します。
仕事にやりがいがあると頑張れるし,障害者を活用した会社が勝てる仕組みをつくることがこれからの課題ではないでしょうか。
#ちょっと気になったことだったので書いてみました。
#障害者も勝つ。企業勝つ。そんな優しい仕組み。