今日の学びは「信賞必罰（しんしょうひつばつ）｣です｡

『令の素より　信なる者は，衆と相い得るなり』

（れいのもとより　しんなるものは，しゅうとあいうるなり）

平素から軍令を誠実に機能させている将軍は兵と心が一つになっている

功績ある者は必ず賞し，罪過ある者は必ず罰すること｡賞罰を厳格にすること｡

部下の心服を得られていればいつでも活路は開けます｡

良いことを良い｡悪いことを悪いといえる強さが必要です｡公正な態度で信賞必罰を励行し，信頼を育てましょう｡

三国志の英雄・諸葛孔明は，重用していた馬謖が命に背いて戦さに大敗したため，涙ながらに斬罪に処しました｡

「泣いて馬謖を斬る｣

たとえ愛する者であっても，違反したなら規律を保つために厳しく処分すること｡