今日も最後になりますが，昭和61年12月20日のPTA広報の掲載作文の続きです｡

　｢　目的を持つ　｣

〜続きから〜

　また，学級や学校生活の中で友達の本当の姿を発見するとともに，集団生活を高めるために共に一つの目的に向かって取り組むエネルギーが湧いてくるはずです｡

　それは若い私たちに与えられた特権ではないでしょうか｡だからこそ，今の自分をより素晴らしいものに発展させていかなければならないのです｡可能性を信じて生きることに大きな意味があるのではないでしょうか。自分の人生を自分自身の手で，自分たちの生活を自分たちの手で，価値あるものへとつくりかえていくことに生きがいを見出したいと思います｡

　みなさん人間としてより魅力のある人間となれるよう，集団として，個人として価値ある目的に向かって一層の努力を惜しまず，今を悔いなく生きようではありませんか｡

　｢朝がその日を約束するように，少年の日は大人の日を約束する｡｣

という言葉をかみしめながら。