#50 今日の学び 〜人のためになることをする〜
今日の学びは「『儲』という字には『色々な能力を持った人たちの助けがあってこそ儲けられる』という意味がある」です。
「お金儲け」の「儲」という字には,面白い意味があります。
「儲」は,人という意味を表す「人(にん)」べんに「諸」と書きます。
「諸」は訓読みで「もろ」,あるいは「もろもろ」と読みますが,これには「たくさん。色々」という意味があります。
そういう意味で,「お金儲け」という言葉を見てみると,そこには,「お金儲けは,色々な能力を持った,たくさんの人たちの助けがあって,初めて可能になる」という意味もあるように思います。
つまり,お金儲けは一人ではできないということです。
多くの人の助けが必要になるのです。
では,多くの人たちの助けを得られる人間になるために大切なことは何かといえば,自分自身がすばらしい人間性を持つことだと思います。
「自分の利益のことしか頭にない」「自分が良ければ,後の人はどうだっていい」といった考えを持つ人は,多くの人の助けを得ることができません。
ですから,お金儲けはできません。たまたま大金を手にできることがあったとしても,そのお金をすぐに失ってしまうと思います。
「人のために尽くしたい。世の中のために役に立ちたい」という,すばらしい人間性を持っていてこそ,色々な能力を持った,たくさんの人たちの助けを得ることができるのです。
そして,そういう人は,幸せなお金持ちになっていくでしょう。