#39 今日の学び 〜人のためになることをする〜
今日の学びは『人のため世の中のために尽くせば,必ず「いいことが」ある』です。
「積善の家に必ず余慶あり」という言葉があります。
古代中国の思想家である『易経』(えききょう 紀元前3世紀頃に成立)に出てくる言葉です。
「積善」とは,「人や世の中のために良いことをする」という意味です。
「余慶あり」とは,「いいことがある」ということです。
つまり,「世の中のために良いことをしている家(あるいは人)には,必ずいいことがある」という意味になります。
現在では,企業が社会貢献のために様々な良いことをする場合があります。また,個人もボランティアなどに参加して,恵まれない人のために活動することもあります。そのような「積善」の行為は,もちろん,とても良いことです。
人のため,世の中のために良いことをする人には,必ず,いいことがあるでしょう。
つまり,「余慶」に恵まれるのです。
そればかりではありません。人のために良いことをすると,自分自身の心が清らかなものになります。
それ自体いいことです。
また,その清らかな心に引き寄せられて,仕事や生活上での具体的ないいことも引き寄せられてくるのです。