#584 今日の学び
中元や歳暮よりずっと効果的な「贈り物」
出かけて訪れた土地で何かおいしい食べ物や酒類などに出会うと、普段から世話になっている人や、普段は往来のない田舎の親戚に送るのが効果的です。
普段からの感謝の念や、安否を気遣っているという手段に、日本では中元や歳暮という慣習があります。しかし、これは儀礼的になっているだけに、気持ちの伝わり方にも温かさが多少欠ける点は否めません。
ところが、旅先で見つけたものを送るという行為には、受け取る側としては思いがけなさがあるので、感動の大きさが違ってきます。
旅先でわざわざ買って送るという作業をしてくれたという点も考えるので感謝の気持ちが強くなります。さらに、相手が自分自身で味わって美味しかったので送ってくれたことがわかるので、お互いの間に「一緒に味わう」という雰囲気ができます。一種の「共感」の世界であります。